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道の駅 上関海峡

平成26年12月にオープンした、山口県22番目の道の駅「上関海峡」。オープン以来、人気を博しているとの噂を聞きつけ、訪問。

まず、上関町について、簡単に。
県南東部に位置する上関町は、人口3千人弱の小さな町。町域は、室津半島の先端と長島、祝島等からなり、本州と役場のある長島とは、上関大橋でつながっている。
合併が進んだ山口県にあって、未だ単独町制が敷けているのは、ひとえに中国電力の原子力発電所予定地であるがゆえ。今回訪問した道の駅・上関海峡も、原発交付金を活用した施設となり、漁業など地域産業振興の拠点となることが期待されている。


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【道の駅・上関海峡】

防府市から上関町までは80km、車で1時間40分の道のり。高速道路を使わなくても、下松市から国道188号を経由する行程は、道幅も広く、渋滞もないから、ストレスなく移動することができる。

道の駅・上関海峡は、上関大橋の手前、室津半島側にあり、道沿いにある新しい建物から、迷わずに到着することができるだろう。評判のいいレストランでの昼食を目当てに、昼前に道の駅に到着。さっそく、中へと入っていく。

新鮮な魚介料理を出すことで道の駅の売りにもなっていることから、すでに順番待ちの状態。席が限られていることもあるけど、待ち時間は約20分。昼時を外せばスムーズに入れるようだけど、レストランを行程に入れるなら、少し余裕を持っておきたい。

メニューは、海峡丼(売り切れ次第終了)[980円]、サヨリのフライ定食(限定40食)、メバルの煮付け定食(限定5食)[ともに860円]の3種類。いずれも限定で、5食のメバルの煮付けは既に完売と、選択肢の少なさに驚きつつも、お手頃な値段には、さすが漁協と連携した道の駅だと感心。

海峡丼は、タイ(室津産)、ハマチ(室津産)、タコ(柱島産)、イサキ(角島産)、サワラ(?)と、地元の魚を使った海鮮丼で、切り身の大きさもまた魅力。鮮度の良さからもっちりとした刺身の食感を楽しめ、セットで付くわかめ味噌汁と合わせ、これが980円で味わえるなら、かなりの満足。サヨリのフライも、さくっとした食感でおいしくいただけるが、ここでは海峡丼をおすすめしたい。

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道の駅には、地元物産販売所があり、特に、新鮮で値段の安い魚の直売所は種類も多く人気。帰りにスーパーの魚売場で値段を見比べると、2分の1から3分の1の値段であることを知り、皆がカゴに次々と魚を入れていたことに納得する。その他、野菜や水産加工品(てんぷら等)、弁当や和菓子等の惣菜、おみやげ品など、なかなか充実した販売所であることを補足。

テイクアウトコーナーでは、揚げたてのてんぷらを購入できる。上関水産が経営する鳩子てんぷらで、エソやカレイなど近海でとれた魚のすり身を使うことが特徴。大判サイズも旨みの広がるおいしさであっという間に食べ終えるから、一人一枚、ドライブの休憩用にと購入しておくのがおすすめ。



【旧・砲台跡(台場)】

道の駅から500mも走ると、長島へと渡る上関大橋に到着。そして、橋を渡った先の高台にあるのが、旧砲台跡となる。

旧砲台跡とは、江戸末期、毛利藩が外敵からの防衛のため、砲台を要所に築造し、ここ上関海峡の両端(室津・長島)の小高い丘にも砲台が築かれ、大砲が備え付けられたというもの。ちなみに、吉田松陰が長崎へ向かう途中には、室津側の砲台を視察したという。

現在、砲台跡は展望台となっており、ベンチと屋根付の休憩所が配置。往時の面影を残す石垣を横から見つつ、目の前に広がる瀬戸内海に浮かぶ島々を眺める。

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砲台跡の土台を成す石垣。
山口県でも、瀬戸内海のイメージは、それぞれの地域で大きく違う。小さな島々が浮かぶ県東部は、まさに島々が織りなす多島美を味わえ、日本のエーゲ海とも言われる瀬戸内海の原風景に近いイメージを持つ



【上盛山展望台】

少々観光を終えるには早い時間だったため、長島の先へと足を伸ばす。まずは、町の中心・上関町役場を抜けて、小高い山へと駆け上がり、道路わきの標識を頼りに展望台へと向かっていく。途中、離合のできない細い道もありながら、ようやく到着したがの、上盛山展望台。

上盛山展望台は、標高314mの上盛山の山頂に位置し、灯台型の展望台からは、遮るもののない360度の景色をパノラマで見ることができる。晴れた日には、四国・佐多岬、九州・国東半島まで見渡せるというけど、春霞に覆われ、ぼんやりとした陰影のみを楽しむ。



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左:頂上展望台はかなりの高さがあり、おかげで360度、木々にも遮られない完ぺきな眺望を堪能できる。
中:(東)上関大橋方面。左から室津半島の先端となる皇座山、柳井市沖に浮かぶ平郡島、横島。
右:(北西)平生町・光市方面。手前の牛島から、遠くの下松市・笠度島まで。右側は本州で、風力発電のある平生町・大星山や、海へとつき出す光市・室積半島を一望できる。


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(西)四代方面。右の奥が、原発予定地の祝島。
(余談)この問題に関しては、それぞれにメリット・デメリットがあり、賛否を決めかねるところがあるが、感情的な反対論が渦巻き始めると、論理的な賛成論を提起し、バランスを取りたくなるというのが現状である。



・・・・・
その他上関町には、瀬戸内の海を望む天然温泉・鳩子の湯(入泉料600円)や、朝鮮通信使が寄港した萩藩の旧上関番所(県指定有文)、明治12年竣工の擬洋風木造建築・四階楼(国指定重文)と見所はあるけど、帰りの移動も考えて帰路につく。

穏やかな青い海に、絶妙な配置で浮かぶ様々な形をした島々、そしてその間を白波をたてながら走る小船と、瀬戸内海にはどこかほっとする心のふるさとを感じさせる風景がある。一日観光で県南東部を訪れるなら、道の駅に立ち寄りつつ、柳井市も含めたルートがより満足度が高そうな気もするけど、時には、自然が生み出す海に広がる景色、海がもたらす恵を楽しむという、のんびりした過ごし方もいいのではないかと思うところである。
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