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防府でのゲストハウス運営の提案

製品やサービスの提供、アイディアの実現のため、インターネットを通じて不特定多数の人達から資金の出資や協力を募る、新たな資金調達の手段として注目を集める、クラウドファンディング。

ネットニュースで、そんなクラウドファンディングの一サイト「CAMPFIRE」の存在を知り、どういう人たちが、どういうアイディアを実現したいと利用しているのだろうと興味を持ち、サイトを見ていく。

映像ディレクターによるプロレスラー主役の映画作成や、学生団体による宇宙からの映像撮影など、素人の思いつきというより、それなりしっかりと企画されており、目標金額も5,60万円となかなか現実的。これなら、夢を実現というよりは、少し頑張れば自分でなんとかなりそうな気もし、むしろクラウドファンディングのためにかける時間や公に募集することの負担・リスクを考えると、ここを利用する意義は、宣伝による認知度向上や、不特定多数の人達を巻き込むことによる会社や製品へのファン作りにあるのだろうと理解する。

夢は大きく、その一歩目がクラウドファンディングという手段で、実績と信頼を積み重ねて、事業であればベンチャーキャピタルや金融機関から投資・融資を受け、さらに夢へ向けて事業を拡大していくというものであってほしいと思うけど、資金調達は二の次で、というかどれもここで目標額に到達しなくても事業自体はやりますという感じが透けて見え、つまりは思った以上に現実的でまともな内容になんとなくさみしさを感じてしまい。


さて、こんな話題を取り上げたのも、このサイトのトップページで「防府市にゲストハウスを作りたい」というプロジェクトを見つけたから。

地方だからできる体験型ゲストハウスで「シャッター商店街を活性化させる」、全国のモデルにしたいというもの。防府天満宮があり、大河ドラマの舞台にもなっている防府で、空き店舗を使用し、1階に観光客の休憩所や地元農産品を使うカフェ&レストラン、2階簡易宿泊施設のゲストハウスを作るというもの。なにやら、レストランだけではなく、大河ドラマ放送の機を捉え、同時にゲストハウスをオープンするため、ゲストハウス作成資金として、100万円を目標額にクラウドファンディングで支援を求めている様子。

お金を出したついでに、口も出せ、それを聞いてもらえるならおもしろそうな気もするが、ある程度構想が固まり、お友達の狭い範囲での取組に見えるから、ここで口だけを出すこととする。


何を目指しているかの詳細はサイトを見てもらうとして、やはり思うのは、夢が小さい。企業は、トップの思い以上には大きくならないし、スタッフが闊達にアイディアを出し、夢を膨らませる環境でないなら、それ以上大きなものは成し得ない。

「農業、登山、日本の文化と、田舎の良さを体験できるゲストハウスを作りたい」。防府天満宮の花火大会や裸坊祭、防府読売マラソンを日本文化の体験と例を挙げるが、それは一年の内の1日だけのイベントに過ぎない。年間を通じて利用が求められるゲストハウスとしては、あまりに訴求が弱すぎる。オンシーズン、オフシーズン別の年間の宿泊者数、レストランの需要予測、経営の根幹となる肝心の数字が見えてこない。商工会議所のサポート事業で安価での空き店舗利用があり、開業資金もあるため、やりたいことを始めてみます、といった雰囲気を感じる。これでは、金融機関の融資もままならないだろう。


少々厳しいこともいうが、ゲストハウスの設置はおもしろいと思うし、防府という土地も多くの可能性があり、様々な仕掛けができるのではないかと思うことから。

海外一人旅、ゲストハウスを拠点に、ガイドブックを見ながら観光プランを練り、バスや路面電車も利用しながら、一日、二日とかけて地理が頭に入るまで一つのまちを歩き回った経験から、日本の観光に欠けているもの、こういうものがあればもっと旅がおもしろくなると考えていたこと。

自分なら、こういうレストラン、そしてゲストハウスの運営をする。


【コンセプト】
『歴史と文化のまち”やまぐち”の活動拠点、地域と世界がつながるコミュニティエリア』

●防府市観光の拠点ではなく、山口県内の観光・活動の拠点を目指す
・防府市は、三田尻港からはじまる、萩往還のスタート地点。つまり、江戸時代は、江戸や京都、薩摩からと遠方移動は、防府市の三田尻港で船を下り、歩いて山口市を抜け、城下町萩市へと向かっていた。坂本竜馬や西郷隆盛と維新の志士が三田尻に寄っているのも、ここが長州の玄関口だったから。ここを拠点に山口県内を周ることは、歴史的にもおもしろく、地理的にも効率的と言える。

●防府市を拠点に、中・長期滞在するプラン・情報の提供
〇防府市、そして山口県内の歴史エリアの再発掘
・防府市だけでも、幕末に限らず、多くの歴史が埋もれている。幕末の志士の活動を掘り下げ、さらに関連のある史跡を探していくと、再発見につながることが期待できる。(例えば、風待ちの港として波が安定した富海からも、幕末の志士は上陸しており、本当の歴史好きに、お殿様が通る萩往還とは違うルートとして提案できる可能性もある)
 奈良時代(740年頃):周防国の国衙跡・国分寺
 平安時代(904年):菅原道真が防府に立ち寄り、没後翌年に日本最初の天満宮を創建
 平安時代末期(1187年):重源上人が東大寺別院阿弥陀時建立、徳地の木材により東大寺再建
 江戸時代:萩藩の収入源であった防長4白(米、紙、塩、ろう)の一つ塩を、三田尻の塩田で製造
 江戸時代末期:参勤交代宿泊施設の三田尻御茶屋・英雲荘、七卿落ち、幕末志士の交流の場
 大正時代:旧毛利家本邸(毛利氏庭園)、旧萩藩主毛利氏により建てられた邸宅

・山口県にまで広げると、幕末の史跡だけでも2,3日では見て回れない。長州が維新への突き進む契機となった、高杉晋作決起の地・長府の功山寺に始まり、藩内の俗論派と戦った美祢市・大田・絵堂の戦いの跡地、第2次長州征伐で幕府軍と戦った四境戦争ともなれば軍艦での海戦となった小倉口(下関・小倉)、浜田藩領へと攻め込んだ石州口(萩・島根)、幕府主力の進行を食い止めた芸州口(岩国・広島)、高杉晋作の奇襲で制した大島口(周防大島町)と、一時の流れを拾うだけでも県内各地域を周る必要が出てくる(そして、本当の歴史好きは、この程度は必ず自分の足で歩いてみたいと思うもの)。

・防府を拠点に動くなら、山口市へは直行バス、萩市へは山口市経由のバス、下関市や周防大島町へは電車があり、各地域日帰りの旅行をプランニングできる。1週間かけて、県内・近隣各地域の史跡探訪。次の観光地との立地環境も考え、宿泊費の安いゲストハウスに常に戻ってくるという仕組み。

〇山口県をベースに史跡ガイドブックの作成
・言うなれば、地球の歩き方やブルーガイド。地域に根差した情報を掘り下げて織り込んだガイドブックを作り、個人旅行者が自由にプランニングできる仕組みを作る
・歴史や史跡の情報は特に手厚く、るるぶとは違った視点での充実した内容とする
・レストランなどの情報は提携の形はとらず、できるだけ利用者、地域協力者の生の声で紹介

〇山口県をベースに、西日本ガイドブックの作成(外国人用)
・外国人向けにJRが発行するジャパンレースパス。観光目的の外国人旅行者が、新幹線を含む全列車、一般路線バスの全路線を利用できるパスだから、移動の金銭コストはなし。防府市を拠点に、福岡県(博多)、広島県(宮島、原爆ドーム)、兵庫県(姫路城)、大阪、京都まで自由な移動を提案でき、時間よりも宿泊コストや情報交換、地域住民(日本人)との交流を優先するなら、十分選択肢になり得る。
・移動コストがないならば、博多どんたくなど県外の祭りに、防府から日帰りで訪ねることも提案できる。


【ゲストハウス】
●中・長期滞在を可能にする活動拠点の提供
〇ドミトリータイプ(1部屋に2段ベッドを複数台置き、10人程度が泊まれる部屋)(男女別)をベースとし、スペースに余裕があれば個室タイプ(ツイン)も用意。
〇宿泊料は、ドミトリー1泊2千円程度(近隣ビジネスホテルは4千円程度で泊まれるため差別化)、個室タイプ(ツイン)は1泊1部屋5千円を目指す。5日間以上の長期滞在者には、割引価格設定。
〇ターゲットは、時間の束縛を受けない若者(学生や長期休暇がとれる若年社会人)、海外からの旅行者。(自由旅行者)
〇食事は1階レストランで、パンとコーヒーのみ
〇受付はレストランと併用
・競争力のある価格設定のため、サービス、設備を極力削り、コストカット。快適な空間ではなく、寝泊りだけの場所
・最大コストの人件費カットのため、受付併用や複数日利用者のシーツ替え止め、食事セルフ、利用者による運営協力を導入


【レストラン】
●ゲストハウス滞在の価値を高める、情報交換・交流の場・コミュニティスペースの提供
〇クリスマスや節分、バレンタイン、レイバーデー、ハロウィン等々、何かにつけてイベントパーティーを開催
〇日常の情報交換や歓談の場として、利用者の長居を促す雰囲気
・ゲストハウス利用者同士の交流の場、地域の人とゲストハウス利用者の交流の場とする(小さな集合体(個室、宴会)を作らせない、自然と横と横の人達がつながる空間)
・ゲストハウス利用者の昼、夜利用を促す仕掛け
〇地元産の食材を重視しながらも、手頃な価格で、手作り料理を提供(刺身等保存が効かないものは、事前予約に限定)
※基本的には、ゲストハウスではなく、レストランで利益を出す


【旅行代理店】
●ゲストハウス利用者、カフェ・レストラン訪問者へのコンシェルジュ機能の提供
〇外国人には、チケット手配や通訳付きのオプションツアーの案内。日本の田舎体験として、農家宿泊や農業・漁業体験も地元団体と提携して実施。
〇日本人には、ゲストハウス発の史跡めぐりツアーなど旅行会社と提携して事前予約のオプションツアーを提案。
※観光・活動のよろず相談所として機能し、公的観光案内所では得られない個人旅行者のための情報を提供
※ゲストハウスやレストランのツールではなく、仕組みで利益を出すことを目指す


【波及効果】
・コンセプトの最終形は、一ゲストハウスではもちろん収まらない規模。ただ、ここまでくれば、賑わいに吸い寄せられるように、新たなゲストハウスの立ち上げ、関連施設の開設が、あり余っている空き店舗を活用し行われてくるから、相乗効果でさらに賑わいのあるまち、エリアが形成される。
・西日本エリアの外国人の拠点の一つとなれば、日本人で異文化に接したい人達も集まりだす、という新たな需要も生まれてくる。


【総括】
・この取組の根幹は、中心市街地(商店街)の機能喪失を踏まえた商店街からの業態転換であり、異文化コミュニティエリアとして新たにまちを作ることにある。
・そのツールとして、ゲストハウス、レストランを運営。団体旅行や家族旅行ではなく、個人旅行、個人派生旅行を取り込み、コミュニケーションの場を提供することで、ここに来れば、個が集になり、さらにその輪が広がる仕組みにする。
・そして、ツールで儲けず、仕組み(旅行の提案やイベントの開催)で利益が落ちる形を目指し、相乗効果で雪だるま式にエリアを大きくすることを目指す。(コミュニティエリアは、人が集まって初めて成り立つため、集まるためのコストをできるだけ抑える)
※たちまちはできるだけコスト(特に、ランニングコストの人件費)をかけないように、中長期の視点で進めていく。理想通りの経営にならない不安から、すぐに方向転換するのは愚。資金に余裕を持ち、口コミで情報発信しながら、一度に完成形を目指さず、受入・提案体制を着実に整えていく。
※コミュニティの基盤を作った上で、ここを拠点とした関連事業を横に広げ、お金が落ちる仕組みを作っていく。
※治安、騒音等の地域問題等は、商業地域の立地環境から理解を得ながら前に進めていく。


【その他】
・国策である、地方創生、訪日外国人旅行者2千万人、中心市街地活性化の各取組に呼応。中期的に、各取組段階での様々な補助金の活用が期待できる。(行政支援は介入者の増加を招くリスクもあるが、信頼向上により、中長期の金融支援、地域コミュニティとの融合等メリットも多い)
・魅力的な活動拠点の存在は、地域おこし協力隊をはじめ、様々な活動の集積につながる。

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