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2017流行語大賞

まさに、今年を象徴する言葉、「忖度」。

忖度とは相手の気持ちを推しはかることを言い、まさに気遣い、心遣いに長けた日本人を表す言葉と言えるだろう。

この言葉がマスコミで脚光を浴びた当時、忖度など、仕事をする上でできて当たり前の最低限のことで、これの何が問題なのか理解できないと、尊敬する上司に意見をぶつけてみたものだけど、いつの間にか仕事の上でも、日常的にこの言葉が使われ始め、コンプライアンスのような位置づけになったのだから、流行語にふさわしいだろう。

そして、年も後半になって、再び忖度を象徴するできごとを目の当たりにし、方向性のズレた、過剰な忖度がもたらす弊害の恐ろしさ、そしてこの言葉が問題とされた本質を突きつけられたようで、今こそ、流行語の要因となった言葉のあやとしての忖度ではなく、この国の国民性から生じる陰湿な忖度の在り方を認識し、その対応を変えるべきときではないかと考えさせられる。

そう、それこそ、相撲協会が、横綱審議員会が、マスコミが、貴乃花親方に、国民世論に忖度し、横綱・日馬富士を追い込み、横綱に引退表明させた、一連の事件。

忖度された側は、求める結果が出た瞬間から、自らに向き始める矛先から逃げるがごとく、「引退する必要はなかった」と突然擁護をはじめ、ある者は、早すぎる引退を惜しむという、手のひらを返した態度をとる。

ただ、貴乃花親方は相撲協会理事会を揺さぶり権力拡大を図る一つの手法に、横綱審議員会は自分たちの存在意義を示すための手段に、マスコミは弱みを見せた権力者(相撲協会)を徹底的に責めて屈服させる、似非社会正義を振りかざすために、それぞれが自己満足のためだけに勝手に世論を煽り立てたことが、忖度が忖度を呼び、一人の人間の精神を崩壊させ、社会的に抹殺する。

この結末に、17年間の努力を一瞬の出来事で無駄にした横綱の軽率な行動を責めることなどできるはずがなく、17年間の努力により、相撲界の最上位まで達した一人の人間を、一度の失敗で、相撲からも、相撲の世界からも消し去る、存在を殺す、この国の仕組みの恐ろしさ、異常さ、それを何とも思わないこの国の人間の心の無さを嘆く。

マスコミが、国民が心の奥底で求める、当事者の社会的地位からの脱落(議員辞職、経営者引責辞任、引退、謹慎)、会社倒産、解雇、そして極めつけは自殺、という心のすく、人を貶める最悪の出来事をもって、あらゆる問題は興味の対象から外れ、追い込む過程で散々に使われる自らを正当化する社会問題への提起など、その結末の後では誰も口にすることはなくなり、次のターゲットを目ざとく探し始める。

そうした行為を増長する、警察が捜査段階でマスコミに取り調べ内容等の捜査情報を漏洩し、裁判所が判決が出る前に被告が社会的制裁を受けることを判決内容に酌量することで実質的に追認する、法治国家を自ら否定するあるまじき実態。

江戸時代につちかわれた、むしろ日本人、大きくは東アジア人固有の本質が引き出された、村八分に象徴される地域コミュニティでの相互監視社会、異物を排除することを容認する人間性。個ではなく全体を優先する思想。

例え自分に批判の矛先が向かおうと、そこで社会的、人間的に存在を殺されていく個を黙って見過ごす人間では決してありたくない。それが自分にとっての正義だから。

そうした仕組み、態度を社会として容認しながら、何をもって子供たちにいじめをなくそうと言っているのか、理解できない。いじめとは、異物を排除する、人間の本能に近い行動であり、理性をもって抑制する必要があるが、この国の社会システムはその行動を容認しているのだから。

誰も否定できない、正論をはくことが正義ではない。人間関係には他人には推し量れない様々な事情があるのだから、当事者間の解決を図る仕組みにより、和を以って調和を図ることこそが、他人の価値観を認めず排除を求める、危険な感情を奥底に持つこの国の人々が社会を築くうえで必要な方法として西暦600年代から受け継いできたことなのだから、過剰でも、方向性が違うこともなく、相手の最も弱い気持ちを推し量る、本当の忖度により、この国の社会が変わっていってほしいと思うばかりで。

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